【木工Q&A】スライド丸ノコと卓上丸ノコってどっちが良い?

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スライド丸ノコや卓上丸ノコは木材を精度良く横挽きしたり角度・傾斜挽きする最適なツールです。

多くの場合には小さくても幅広の木材をカットできるスライド丸ノコが選ばれます。しかし実はこのスライド機構は精度を落とす大きな要因です。スライドするためにはシャフトと本体の間に隙間が必要で、そもそもスライド機構を備える時点で100%に精度が低下します。更に各部の調整とメンテナンスが必要で、メンテナンスを怠ると精度は下がり続けそれがもとに戻ることはありません。最近ではスライド機構の代わりに精度が高いヒンジを使用した丸ノコも登場しています。

この点で卓上丸ノコはスライド機構がないシンプルな構造により精度の高い切断が可能です。

また横挽きや角度挽き・傾斜挽きはテーブルソーでも対応可能です。そのためテーブルソーを既に所有している場合にはそもそもスライド丸ノコが必要なのかどうかをよく考える必要があります。通常の横挽きはテーブルソーで対応し、精度を特に重視する時や傾斜挽き・角度挽きだけスライド丸ノコに比べて安価な卓上丸ノコを使用するというのもひとつの手段です。

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