ダドーブレード(Dado Blade)とは、複数枚のチップソーを重ねて幅の広い溝を切るための道具でチップソーの一種です。外側に配置される左右1枚ずつのブレードは一見すると通常のチップソーのようですが、中間に入るブレードはチッパーと呼ばれ刃数が極端に少なくなっています。チップ同士が触れ合わないようにシムを入れて幅を調整する必要があり、国内でいうところの溝切カッターに近い代物です。
国産テーブルソーでは多くの場合は溝切カッターに対応しているためあえてダドーブレードを使用する必要性は薄いです。
また国産のテーブルソーのなかで特に趣味の木工で使用されるテーブルソーは100V電源で駆動するDCモータータイプが主流です。通常のテーブルソーに比べてパワーが低くスピンドルも短めであることが多いため、溝切カッターを使用する場合も直径120mmを上限に設定しているケースが多いです。ダドーブレードは8インチが主流で小さくても6インチ(約150mm)なのでテーブルソーに設定されているブレードの上限を超えてしまいます。
内径さえ合えば取付自体は可能ですが、安全な使用の観点からメーカー非推奨となります。